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小野真由美家族構成と子ども「男の子至上主義一家」大阪府富田林市女児死亡事件

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6月30日、大阪府富田林市で小野優陽(ゆうは)ちゃん(2)を約11時間放置する事件が発生。保護責任者遺棄の疑いで、無職の小野真由美容疑者(46)と、内縁の夫で自営業の桃田貴徳容疑者(50)が逮捕されました。

本記事では、小野真由美容疑者の家族構成と子どもについて調査しました。

小野真由美家族構成「ごちゃまぜ5人家族」

小野真由美容疑者の自宅に住んでいた家族は全部で5人です。

①桃田貴徳容疑者(50)
②小野真由美容疑者(46)
③小野真由美容疑者の四男(15)
④小野真由美容疑者の五男(5)
⑤小野優陽ちゃん(2)

かなり複雑な家族構成ですね。子どもたちの両親を整理しましょう。

・前夫との子ども:長男~四男
・桃田貴徳容疑者との子ども:五男
・小野真由美容疑者の三男の子ども:小野優陽ちゃん

小野優陽ちゃんは、小野真由美容疑者の三男とその嫁が生んだ子どもです。顔写真はこちらです。

目がぱっちりしているので、両親のどちらかが目元がはっきりしている顔立ちなのでしょう。カピパラの写真を指差して振り向く姿は、正に天使です。

三男とその妻は、2020年1月に三男による妻へのDV(心理的虐待)により別居。以降、小野真由美容疑者が孫である小野ゆうはちゃんを「預かって」います。

そんな家庭はある。
嫁が子供を引き取らないで別れ、旦那が育てられないから母親が面倒をみる家だろ。
父親は実家から遠方の会社勤めなんだろな。

三男は20歳ですが、年齢や小野優陽ちゃんの母親への素行を考えると、とても子どもを育てられる状況でないのは明白です。三男からすると、頼れるのは母親で子育て実績のある小野真由美容疑者のみ。

2020年1月頃だと、五男の年齢は3歳ぐらい。1人でも目が離せなくて大変な中でも、優陽ちゃんを預かることにしたのでしょう。

近所の人には、小野優陽ちゃんを「孫」と嬉しそうに紹介していた小野真由美容疑者。小野優陽ちゃんの元気な姿も目撃されています。

(同じ集合住宅に住む人)
「(真由美容疑者は)気さくな方です。(真由美容疑者に)『小さな女の子いるの?』と聞いたら『孫よ』と言って、うれしそうに話していたんですけどね。(亡くなった優陽ちゃんは)元気よく階段を上っていて、無邪気でかわいいなと」

警察の調べでは、「ネグレクト(育児放棄)を繰り返していた」とされていますが、小野真由美容疑者の普段の様子からは小野優陽ちゃんへの愛情が感じられます。「目も合わせたくないぐらい嫌い」だったわけではないようです。

小野真由美の子どもは5人「全員男の子」

小野真由美容疑者は46歳にして5人の子どもがいます。子どもたちの年齢をまとめました。

①長男:年齢不明
②次男:年齢不明
③三男:20歳
④四男:15歳
⑤五男:5歳

四男の年齢が15歳のため、31歳で既に子どもが4人いたことになります。しかも全員男の子。

管理人の夫は男3人兄弟の長男でしたので、義理の母親に当時の子育てについて聞いてみました。

「小学校低学年ぐらいまでは本当にわんぱくで目が離せなかった。ほら、男の子ってすぐどっか行っちゃうでしょ?うちの(家の)周り畑しかないから、すーぐ畑に行って穴掘ったりしだすの。それを兄ちゃん(夫)たちがそれぞれ遊びだすもんだから、まぁ大騒ぎだったよ(笑)」(管理人の義理の母より)

当時を振り返りながら、苦笑交じりに話していました。

夫を含む兄弟たちは、比較的大人しい方に分類される性格。それでも育ち盛り期は”わんぱく”だったのですから、4人男兄弟の子育てはまさに戦場だったに違いありません。

そして小野真由美容疑者は現在5歳の五男の子育て中。小野真由美容疑者の子どもはすべて男の子です。孫である小野優陽ちゃんは女の子で、小野真由美容疑者にとっては初めて育てる”女の子”でした。

掲示板では、「男の子の感覚で小野優陽ちゃんと接していた(雑に育てていた)」「男の子至上主義ババアだった」という意見がありました。

そもそも子供みんな男だし、女の子をどう育てたら分かってなかったというか男の子と同じようにしてたら死んじゃった話かもな。まあ男の子至上主義ババアだったら可愛くなかったんじゃね、女の子だし。

脱水するのに性別関係あんのかと…
雑に育ててたって話よ

小野優陽ちゃんの死因は「熱中症」。狭いベビーサークルの中で「飲まず食わずで11時間放置」となればもはや性別は関係ないですが、「息子たちは大丈夫だった」という感覚を持っていてもおかしくはありません。

小野真由美の三男は元非行少年「保護観察所から出頭指示書」

小野優陽ちゃんの父親である小野真由美容疑者の三男について調査しました。

Twitterを調査したところ、小野真由美容疑者の三男と思われるアカウントを発見。(本事件には直接関わりはないため、モザイクをかけさせていただきます)

優陽ちゃんぱぱです 優陽ちゃんが大好きです ただの親バカです シングルパパ

このアカウントのツイートを見ると、報道されている小野優陽ちゃんの写真が投稿されています。

最近ほんま全然SNS使わへんから 全然投稿してないww
ゆうはかわちかわちすぎて
ちんちんたってきたし
仕事終わったし今から迎えに行こ
この写真お気に入り
自分で立って歩いて走って
カピバラさんの写真みて指差した
瞬間鬼にやけたってゆー俺以外どうでもいい話

また、このツイートに対し関西テレビ放送局から取材を申し込まれています。

関西テレビ報道局です。突然の連絡、失礼致します。小野さんにお伺いしたいことがあり連絡させていただきました。大変な中、ご連絡を差し上げ申し訳ございません。気持ちが落ち着いた際に、お返事いただけますと幸いです。

上記の理由により、このアカウントは小野真由美容疑者の三男のもので間違いありません。

三男のアカウントをさかのぼったところ、三男が16歳(2018年)の頃は保護観察所にお世話になっていたことがわかりました。

あー、保護観察所から出頭指示書 が届いた。。。

そろそろ家、出よかな
観察所から許可出るかな。
「保護観察」とは、保護観察官および保護司が非行のある未成年や犯罪を犯した人に対して、更生するための指導と支援を行うことを指します。
保護観察とは,犯罪をした人または非行のある少年が,社会の中で更生するように,保護観察官及び保護司による指導と支援を行うもの
引用:法務省
16歳の時点で保護観察所のお世話になっていた小野真由美容疑者の三男。まだ小野優陽ちゃんが生まれる前の経歴ですが、かなり問題児であったことがわかります。
当然、保護観察所から母親である小野真由美容疑者へ連絡が入ったりやり取りなどしていたでしょう。小野真由美容疑者は三男の素行をどう思っていたのでしょう…管理人が親の立場であれば、「どうしてこんな子になってしまったのか」と自分を責めてしまいます。
2018年6月19日に「家を出る」と話していた三男は、2018年10月16日に家に一度帰宅。完全に家を出たわけではなく、仕事などの合間をみて帰宅をしていたようでした。
久々に家帰って来たけど誰もいねぇ。笑
てゆか、ばり目充血してるし…
2019年1月には、少年審判の手続きに行っています。少年審判とは、非行のあった未成年に対して、非行の内容や事実確認を行った上、適切な処分を選択する手続きを指します。
少年審判行ってきます。笑
少年審判とは,罪を犯した少年などに過ちを自覚させ,更生させることを目的として,本当に非行を犯したかどうかを確認した上,非行の内容や個々の少年の抱える問題性に応じた適切な処分を選択するための手続です。
引用:裁判所
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それ以降、保護観察に関するツイートは確認されておらず、2019年4月18日に優陽ちゃんが「妊娠99日目」と写真を投稿しています。
優陽ちゃん早く君に会いたいよ
ままと優陽のこと考えるだけでにやけるし、仕事も家事も何もかも頑張れる
いつも元気もらってる2人がこれからも笑顔で幸せやったら俺も笑顔で幸せですこれからも家族の幸せ守っていくなパパと結婚する〜って言ってもらえるように愛情いっぱい捧ぎつづけよう
ツイートからは、優陽ちゃんの誕生を誰よりも楽しみにしていることがありありと伝わります。Twitterアカウントのプロフィールにも「親バカ」と書かれており、自身も子煩悩を自覚していました。
過去には非行に走っていた時期はありましたが、妻と子どものために頑張ると誓っていた小野真由美容疑者の三男。母である小野真由美容疑者と決して仲が悪かったわけではなく、信頼していた自分の母親に最愛の娘を託した結果が放置による死でした。
小野真由美容疑者の三男の気持ちを考えるとかける言葉も見つかりません。

小野真由美の四男は学生か「帰宅したら優陽がおかしい」

小野真由美容疑者の四男は15歳で、学年でいうと中学3年生です。三男は素行の悪い少年でしたが、四男に関する情報は確認できませんでした。こちらは引き続き調査を続けます。
事件当日の四男の行動をまとめました。
6月29日朝7時半頃:優陽ちゃんを残して外出

同日午後4時20分頃:学校から帰宅。小野優陽ちゃんがベビーサークルで倒れているのを発見。小野真由美容疑者と桃田貴徳容疑者に「優陽がおかしい」と電話で相談。

小野真由美容疑者と桃田貴徳容疑者は、四男に小野優陽ちゃんへ水をかけるよう指示。四男は指示に従い、風呂場で水をかける

同日午後5時20分頃:小野真由美容疑者と桃田貴徳容疑者が帰宅。桃田貴徳容疑者が「(優陽ちゃんが)息をしていない」と119番連絡。その後、小野優陽ちゃんの死亡を確認。
小野真由美容疑者と桃田貴徳容疑者は、過去にも小野優陽ちゃんを置いて外出していたことがわかっています。日常的に兄の娘の面倒を見ていたに違いありません。
四男は両親の指示のもと、熱中症で倒れた小野優陽ちゃんを懸命に助けようとしていたことでしょう。動かない優陽ちゃんを抱えた記憶は一生消えません。管理人が四男の立場であれば、一生トラウマになります…。まだ15歳である四男の精神状態が心配です。

小野真由美の五男と小野優陽は仲良し「お兄ちゃんと後ろからついていく」

小野真由美容疑者の五男は5歳と小野ゆうはちゃんと年も近かったことから、近所でも一緒にいる姿が目撃されています。

 (事件現場の近くに住む人)「階段をお兄ちゃんって後ろからついてくのを見た。ちっちゃい子が亡くなるのはつらい」

優陽ちゃんにとって五男は”叔父”にあたりますが、「お兄ちゃん」と呼び慕っていました。五男にとって小野優陽ちゃんは妹のような存在だったことでしょう。まだ5歳ですから、ゆうはちゃんの死自体を理解できていないかもしれません。

小野優陽を放置した理由「育児ストレスがあった」

5人の子どもの母であり、孫の面倒も見ていた小野真由美容疑者。警察の取り調べに対し「育児にストレスがあった」と供述しています。

小野真由美容疑者(46)が「育児にストレスがあった」と供述していることが1日、捜査関係者への取材で分かった。
引用:産経新聞

小野真由美容疑者の三男の年齢が20歳であることから、三男を26歳で出産。長男と次男は当然それよりも前に産んだことになります。そして今も子育て中で、人生の半分もしくはそれ以上を子育てに費やしています。

ストレスが溜まって当たり前。ユニバーサルスタジオジャパンのようなテーマパークに行って、思いっきり遊んでストレスを発散したいと思うのも当然の心理です。

小野真由美容疑者は、育児ストレスの自覚があり富田林市へ相談していました。

富田林市の会見:「保護者や祖母(小野容疑者)からも相談を受け検討しているなかで、今回、児童発達支援センターを利用したらどうかということで、まずは見学に行く日程を6月30日に設定していた」
引用:テレ朝News

結局、児童発達支援センターの見学は実現しませんでした。6月30日は事件発生日であり、小野真由美容疑者はテーマパークへ遊びに行っていたためです。ストレスには耐えられなかったのでしょう。

 

小野真由美容疑者は息子たちに頼られることはあっても、小野真由美容疑者自身が頼れる親族がいなかったように見受けられます。優陽ちゃんは『要支援児童』と認定されていたものの一度も家庭訪問していなかったことが判明しています。

放置気味とはいえ、小野真由美容疑者にとって養育相談できる相手は富田林市しかいませんでした。

こういうところで虐待を批判してる人の中にもストーカー加担者とかいるんだろうね。綺麗事ばっかり。小さい子がなくなったらかわいそうと言いながら一方では人を自殺するまで追い詰めないと生きていけない

小野真由美容疑者は容疑を認めていることから、小野ゆうはちゃんへのネグレクトも認識していたでしょう。しかし、自身で感情を制御できずかなり追い詰められていたことは明らかです。近所の人に嬉しそうに「孫」と紹介していた時のような心の余裕は消えうせていました。

【追記】小野真由美は丸2日間優陽ちゃんを放置していた!

7月6日、警察の取り調べで小野真由美容疑者と桃田貴徳容疑者は丸2日小野優陽ちゃんを放置していたことが判明しました。

小野容疑者らが6月27日と翌28日、大阪市此花区のUSJ近くのホテル2カ所に宿泊していたことが判明。少なくとも丸2日間ほどは優陽ちゃんを放置し、USJで遊ぶなどしていた疑いがあり、府警は両容疑者の行動を詳しく調べる。
引用:産経新聞

桃田容疑者は「USJの前に奈良に行った」とも供述しており、USJだけでなく周辺の観光もしていました。事件当時は「当日USJに行った」と話していましたが、この供述は嘘。小野真由美容疑者と桃田貴徳容疑者、そして五男と旅行を楽しんでいたのです。

いくら育児ストレスがあったからと言って許される行動ではありません。しかし、優陽ちゃんのいた自宅には四男がいたため、「完全に放置した」とも言い難い状況です。

<追記(2022/8/9)>

警察の取り調べで、優陽ちゃんは手足を粘着テープで縛り、自宅居間のベビーサークル内に閉じ込めて外出していたことが判明しました。

捜査1課によると、小野真由美容疑者(46)と桃田貴徳容疑者(50)は6月27日午後8時ごろ、優陽ちゃんの手足を粘着テープで縛り、自宅居間のベビーサークル内に閉じ込めて外出。29日昼ごろまで置き去りにし、死亡させた疑いがある。真由美容疑者は黙秘し、桃田容疑者は「27日は少なくとも私は縛っていない」と供述しているという。
引用:朝日新聞

6月27日午後8時から6月29日の昼頃までの間、小野優陽ちゃんは手足すら動かすことができない状態だったのです。この状態では、食事どころか水すら飲みに行くことができません。

6月27日から28日にかけ、小野真由美容疑者と桃田貴徳容疑者、四男と五男はUSJに行き近くのホテルに宿泊。6月29日は四男だけ自宅に戻っていました。四男は小野真由美容疑者に「暑いけど(優陽は)大丈夫か」とSNSでメッセージを送ったが返事がなかったそうです。

四男は手足を縛られた優陽ちゃんを見ていたのでしょうか…。もし見ていたなら室内の暑さよりも手足の粘着テープをまず取りに行くと思うのですが、それらしき行動は報道では確認できませんでした。

もしこの情景が小野家にとっての「普通」であったなら、一家全員が虐待に加担していたといっても過言ではありません。

<追記終わり(2022/8/9)>

四男は普段は登校しているため、日中の間は小野優陽ちゃんの面倒を見ることはできません。学校から帰宅した後に両親に代わって面倒を見ていたのでしょう。四男もできうる限り優陽ちゃんと一緒にいた中での事件。四男は「自分が優陽を殺した」と自分を責めていないか心配です…。

大阪府富田林市女児死亡事件の概要

大阪府富田林市で発生した大阪府富田林市女児死亡事件の概要です。

 6月29日夕方、大阪府富田林市の集合住宅の一室で2歳の女の子が死亡しているのが見つかり、祖母ら2人が保護責任者遺棄の疑いで逮捕されました。

保護責任者遺棄の疑いで逮捕されたのは、富田林市の無職・小野真由美容疑者(46)と、同居していた桃田貴徳容疑者(50)です。

容疑者2人は6月29日、富田林市の集合住宅一室で真由美容疑者の孫の女の子である小野優陽ちゃん(2)を、ベビーサークルの中に約11時間にわたって置き去りにした疑いが持たれています。

警察によりますと、容疑者2人は優陽ちゃんと息子2人(15・5)との5人暮らしで、優陽ちゃんの両親は同居していませんでした。

6月29日早朝、容疑者2人は優陽ちゃんを残し、5歳の息子とユニバーサル・スタジオ・ジャパンに出かけたといいます。約11時間後、別で外出していた15歳の息子が帰宅した際に口に血が付いていた状態でぐったりしている優陽ちゃんを見つけたということです。

駆けつけた消防によりその場で死亡が確認された優陽ちゃんには目立った外傷はなかったものの、明らかにやせていたといいます。
引用:mbsnews

事件当時、部屋の中はクーラーをつけており窓は開けていたと供述。しかし、ベビーサークルの近くに飲食物は置かれていませんでした。

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