8月20日渋谷区の路上で、50代の母親と10代後半の娘親子が刃物で刺される事件が発生。自称15歳の少女が現行犯逮捕されました。本記事では事件現場について調査しました。
渋谷事件場所は円山町路上「東電OL殺人事件現場の隣」
渋谷区円山町で発生した通り魔事件。事件発生場所は『渋谷区円山町の京王井の頭線・神泉駅近くの路上』とされています。
報道で映されている場所はこちらです。
Googleマップで見ると、画像の赤丸付近が該当します。
駅から徒歩1分程の場所で通り魔事件が発生するとは相当恐ろしいですね…。
ストリートビューで見るとこの辺りです。
お店やアパートなどの住宅街が立ち並ぶ場所です。被害者の母親と娘さんは自宅へ帰る途中だったのかもしれません。暗い夜道で突然の襲撃となれば、自衛でどうにかできるレベルではありません…。
報道を受け、匿名掲示板では「東電OL殺人事件の現場近くである」との情報がありました。
東電OL殺人事件とは、1997年に東京電力に勤務していた女性が何者かに殺害された未解決事件です。
東電OL殺人事件(とうでんオーエルさつじんじけん、東京電力女性社員殺害事件とも[1])とは、1997年(平成9年)3月9日未明に、東京電力の社員だった女性が、東京都渋谷区円山町にあるアパートで殺害された未解決事件である。ネパール人被疑者が犯人として逮捕・有罪判決を受け、横浜刑務所に収監されたが、のちに冤罪と認定され無罪判決を得た。
引用:Wikipedia
この事件で被害者女性が住んでいたアパートがこちら。2022年8月現在も残っています。昭和の古いアパートという印象ですね。
今回の通り魔事件と『東電OL殺人事件』の現場を地図で見ると、道1本違いで発生していました。地図の赤丸が今回の通り魔事件、黄色丸が『東電OL殺人事件』の現場です。
事件発生場所はいずれも駅近ですが、ラブホ街や高級住宅街も立ち並ぶエリアでした。
また、近くの飲食店で働く従業員は「この地域に住んでいる人は年配者が多い。普段は静かな場所なので余計驚いている」と語っています。
犯人である15歳の少女は、事件現場周辺に住んでいたのかについて明らかになっておりません。後述しますが、加害者の少女の所持品は刃物3本であったことは判明しています。明確な殺意があって現場周辺にいたことは間違いありません。
渋谷事件場所での犯行詳細「あの子、死んだ?」
渋谷区円山町路上で午後7時半ころ、女性の「キャー」という長い叫び声が響き渡りました。
報道で判明している事件の詳細です。
・8月20日午後7時25分ころ、「キャー」という長い叫び声が聞こえる。
・事件発生場所:渋谷区円山町の京王井の頭線・神泉駅近くの路上
・加害者の女性:10代の少女(一部報道では15歳の少女)
<追記>
加害者の少女は15歳、埼玉県戸田市の中学3年生であることが判明しました。
<追記終わり>
・被害者:50代の母親と10代後半の娘(親子)
・加害者である10代少女が、被害者の母親と娘の胸や背中を刺す。
・加害者の少女は、被害者の母親と通りかかった男性に取り押さえられる。抵抗はなく駆け付けた警察官に現行犯逮捕される。
・加害者の少女は、空を見上げたまま冷静な様子で近くにいた女性に「あの子、死んだ?」と話しかけた。
・加害者少女の所持品は果物ナイフ、折り畳みナイフなど刃物3つ。バッグやスマホは未所持。
・加害者少女は靴を履いていなかった。
・加害者少女と被害者親子は面識がない。
・被害者の母親と娘は病院に搬送され治療中。(怪我の程度は不明)
被害者である母親が、加害者の10代少女に向かって「あんた誰」と発言していたことから、母親は犯人である少女の存在に直前まで気が付かなかったのでしょう。犯人は被害者を背後から襲ったことがわかります。
娘さんは不穏な気配を感じ取っていたようですが、まさか自分と同じぐらいの年齢の女性に襲われるとは夢にも思っていなかったことでしょう。
加害者の少女を母親が取り押さえたと報道されています。自分も刺されながらも娘を守ることに必死だったのでしょう。管理人にも高校生の娘がいます。もし被害者親子と同じ立場になったら…取り押さえることはできなくとも「娘の盾になる!」という気持ちで体を張るでしょう。娘に何かあったらと思うと…居ても立っても居られないですね。
加害者の少女の「あの子、死んだ?」発言から、狙いは娘さんの方だったように見受けられます。
面識がないにもかかわらず、何故親子を狙ったのか。また、靴も履いていなかったのは何故なのか。疑問が深まるばかりです。
新たな情報が入りましたら追記していきます。
<追記>
犯人の少女は「自分の母と弟を殺そうと思ったが勇気が出なかったため練習で2人を刺した」と供述していることが判明しました。
動機などについては、こちらの記事にまとめております。
渋谷神泉犯人中3生徒顔画像「黒髪の少女」母子殺人未遂通り魔事件
<追記終わり>
女性犯人の通り魔事件は過去にも「無敵の人による犯行」
今回の未成年の女性による通り魔事件は大きな衝撃を与えましたが、過去にも女性が加害者の通り魔事件が発生しています。
そいつはショートカットでチビデブで女チー牛みたいな感じだった
2022年7月に発生したショッピングモール・ゆめタウン博多で、中学2年生の男子生徒を包丁で切りつけた事件です。この事件で、無職・浦田恵美容疑者(32)が逮捕されています。
事件の詳細は、以下の記事にまとめております。
浦田恵美Twitter顔画像「小柄な少年にしか見えない」ゆめタウン博多通り魔事件
浦田恵美容疑者の犯行動機は「死刑になりたかった」。今年の4月にも小学生の男子児童の首を絞めるなどして逮捕されており、前科があったことが判明しています。
犯人である10代少女が何故無差別に相手を刺したのか判明していませんが、浦田恵美容疑者のような”無敵な人”であった可能性も否定できません。

犯人は包丁3本持ってたようなので、お母さんが取り押さえなかったら、娘さんはもっと深傷を負っていたかもしれないし、第二、第三の事件が起こってたかもしれません。本来狙うなら、二人組を狙うのは不利だと思うのですが、親子連れに何か強い憎悪のような物があったのでしょうか…。
またしても少年少女の事件で、複雑な心境です。とにかくお母さんと娘さんの命に別状がなく、本当に良かったです。
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