6月13日夕方、埼玉県草加市にある建デポ草加瀬崎店で起きた火事で、この店の従業員・松沢達也容疑者(32)が放火の疑いで逮捕されました。
本記事では、松沢達也容疑者の経歴について調査しました。
松沢達也の勤務先は”建デポ 草加瀬崎店”「売上総利益率 全店No.1」
松沢達也容疑者の勤務先で、かつ事件現場でもある”建デポ 草加瀬崎店”は埼玉県草加市瀬崎6丁目にあります。
現在は鉄骨平屋建ての店舗が全焼。営業再開までの道のりはまだ見えておりません。
建デポのホームページに掲載されている社員インタビューによると、松沢達也容疑者が勤務していた”建デポ 草加瀬崎店”は、2020年当時、全69店舗中『売上総利益率全店No.1』を記録し表彰されていました。
引用:建デポホームページ
2021年時点で草加瀬崎店の店長を務めていた男性が明かしています。草加瀬崎店の店長は、インタビューの中で仕事のやりがいについて以下のように語っています。
引用:建デポホームページ
その数字を達成することを店舗のチーム全員でモチベーションをあげ、しっかり管理した上で達成できた時は嬉しかった。
管理職として数字を第一に考えるのは当たり前。従業員に売上達成のため、時には厳しい言葉を投げかけています。実際に掲示板では、「部下に罵声を浴びせる従業員がいた」という目撃情報が投稿されていました。
たまに部下に罵声浴びせてる奴いるけど
建材店なんか放火し放題なのに言われたやつが来るって何するかもわからないのか
投稿の信ぴょう性については調査中ですが、”罵声”となるとかなり強く当たられていますね。お客さんにも見られていたとなると、従業員の中では日常的な風景で客の目も気にならなかったのかもしれません。
松沢達也容疑者は2021年から”建デポ 草加瀬崎店”に勤務。インタビューに映っている男性社員が現在も草加瀬崎店の店長であるかは不明ですが、”店舗のチーム”全員、すなわちパート従業員に対しても”売上や利益を意識させる店舗”でした。
建築資材や工具商品の知識習得だけでも専門性が高く難易度が高い上に、売上達成に向けた営業アプローチまで行う必要があったパート従業員・松沢達也容疑者。
「パートだから」と仕事を甘く見ていた松沢達也容疑者にとっては、思った以上に業務量が多く、罵声を浴びせられる職場であったため非常にストレスが溜まったことでしょう。
「職場がなくなれば仕事に行かなくてもよくなる」という危ない思想を持ち合わせていたに違いありません。
【追記】まつざわたつやは愛犬家「静かで温厚な甘やかされたお坊ちゃん」
報じられた松沢達也容疑者の姿はこちらです。建デポ 草加瀬崎店で重い資材の品出しを担当していたためか、相撲取りのような体型の短髪青年でした。
松沢たつや容疑者の自宅近くに住む住民の話によると、いつも犬の散歩をしていたことが判明。住民の印象は、「すごく静かな温厚な人」でした。
引用:FNNプライムオンライン
松沢達也容疑者は犬の散歩によって近隣住民と会話する機会が多く、話す内容は犬に関することがほとんどでした。会えば挨拶をする穏やかな人柄であった松沢達也容疑者。確かに陽キャではないにしても、真面目そうな見た目であるため、とても火を放つような人物には見えません。
──仕事のことは?松沢容疑者を知る人 「仕事のこと、一切話していない。放火するような人だとは思わなかった」
松沢達也容疑者は毎日散歩に行くほど、愛犬を可愛がっていました。周りから見ても愛犬を可愛がっているとわかるほど、楽しそうに散歩していたのでしょう。
松沢達也容疑者が20歳のころから知る人は、「とにかくいい子」だと話しています。
「(松沢容疑者が)20歳のころから知っているんですけどすごくいい子。とにかくいい子。犬も全員と本当に仲が良くていろいろよくしてくれる。ショックですめちゃくちゃショックです。かんしゃくを起こす感じには見えなかった」(松沢容疑者を知る人B)
引用:FNNプライムオンライン
”静かで温厚そうな人”と評されていましたから、基本的に話は「聞く側」に徹するタイプだったのでしょう。報道の顔写真を見ると、積極的に話すタイプには見えませんね。
聞く側に徹するタイプは管理人の過去の経験上、「普段は物静かだけど、何かのきっかけで一気に感情が爆発するタイプ」とも言えます。松沢達也容疑者が仕事終わった直後に火をつけたのも、感情が爆発する何らかのきっかけがあったのかもしれませんね。
一方でいつも犬の散歩をしていたことから、無職の「甘やかされたお坊ちゃん」という印象を持たれていました。
「犬をいつも散歩されていて仕事をしないでぷらぷらしている甘やかされた坊ちゃんなんだろうなって」(松沢容疑者を知る人C)
正規雇用者であれば、日中はバリバリ仕事をしている時間。そんな時間にいつも犬の散歩をしている松沢達也容疑者は、周りからすれば異質に見えたに違いありません。
実際はパート従業員として働いていたわけですが、事件当日のシフトは昼12時から夕方5時まで。まるで扶養控除に入っているかのような勤務形態です。
知人の話で「犬も全員と仲がいい」と話していることから、松沢達也容疑者は1人暮らしではないことがわかっています。松沢達也容疑者もぽっちゃりしているように見えますから、食事にも困っていなさそうです。
実家に住み、パート従業員の収入で事足りる”お坊ちゃん”生活を送っていたのでしょう。
松澤達也の大学
松沢達也容疑者の通っていた大学について、Facebookアカウントが特定されていないため、確認できませんでした。
しかし、32歳で非正規労働者であることを考えると、大学には行っていない可能性が考えられます。年代としては就職氷河期世代にあたるため、大学には通っていたものの就職に失敗したという線も考えられます。
管理人も氷河期世代ですが、いつも一緒にいた友人5人のうち、大学と卒業とともに就職できたのは5人中3人でした。パーセンテージで言うと60%。
目指していた業種も関係しますが、就職はかなり厳しい時代でした。エントリーシート100社送って全落ちも普通だったため、メンタルがやられて就職をあきらめる人が続出していたのを覚えています。
松沢達也容疑者の学生時代について情報がわかりましたら追記していきます。
松澤達也のプロフィール「建築・土木の知識を持つ体力自慢」
松沢達也容疑者のプロフィールはこちらです。
年齢:32歳
住所:埼玉県越谷市花田6丁目
職業:パート従業員
勤務先:建デポ草加瀬崎店
家族:不明(犬を飼っている)
罪状:現住建造物等放火
別の店舗ではありますが、建デポのアルバイトの時給は1500円程度でした。田舎民の管理人からすると、「結構時給が高い」という印象です。それだけ、業務がハードなのでしょう。
建デポの求人情報には、「新しい仕事にチャレンジしたいという強い思いのある方」「明るく体力に自信のある方」を歓迎していました。
松沢達也容疑者は品出しを担当していました。建デポに置いてあるものは木材や工具といった重いものばかり。従業員の男女比は不明ですが、ガタイのよい松沢達也容疑者は力仕事の大きな戦力となったことでしょう。
また、建デポはいわゆる「大工さんのコンビニ」と言われているほど、建築資材や工具の取り扱いが豊富です。商売知識として、資材や工具に関する知識は当然把握している必要があります。松沢達也容疑者は1年勤務していたため、建築資材や工具についてはある程度熟知していたに違いありません。
【追記】松沢達也の性格「大人しくて人見知り」
松沢達也容疑者を知る人は、松沢達也容疑者は「人見知りで、声をかければ喜んで寄って話をするタイプ」と語っています。
管理人も人見知りですが、「知らない人へ話しかけるのは無理だけど、仲良くなると積極的に話すようになる」のが人見知りの特徴です。仲良くなれば自分をさらけ出していくタイプですね。松沢達也容疑者も管理人と同タイプの人間なのでしょう。
松沢達也自宅「埼玉県越谷市花田6丁目」
松沢達也容疑者の自宅は、「埼玉県越谷市花田6丁目」であると報道されています。地図はこちらです。
越谷市花田苑・花田第六公園という大きな公園がある、緑豊かな地域ですね。ここから、勤務地である建デポ 草加瀬崎店まで、電車では1時間程度の道のりでした。
松沢達也容疑者の年齢ですと、車を所持していた可能性もあります。車の場合は40分程度で通勤時間としては長めです。今のご時世ですと、車のガソリン代の方がパート収入より高くつくかもしれませんね。
自宅周辺にもパートとして働けそうなお店がある中で、あえて建デポ 草加瀬崎店で働いていた松沢達也容疑者。建築関連の仕事に興味があり、勤務していたと考えてよいでしょう。
埼玉県草加市放火事件の概要
報道されている事件の概要はこちらです。
埼玉県草加市の建材店で13日夕に起きた火災で、県警は14日、この店のパート従業員、松沢達也容疑者(32)=同県越谷市花田6丁目=を現住建造物等放火容疑で逮捕し、発表した。「お店に火をつけた。仕事でストレスがあった」と供述しているという。
草加署によると、松沢容疑者は13日午後5時前、草加市瀬崎6丁目の「建デポ草加瀬崎店」に何らかの方法で火を放ち、店舗を全焼させた疑いがある。
出火直後、警備会社から「火災が起きている」と消防に通報があった。火災は14日午前6時に鎮火したが、店舗は全焼。従業員の女性(42)がのどに痛みを訴えるなどして、病院に搬送された。命に別条はないという。
発生当時、従業員十数人と客が店舗にいた。松沢容疑者は約1年前から店で勤務しており、13日は正午から午後5時までの勤務シフトだったという。県警は現場検証で、詳しい火災の原因や状況を調べる。
引用:朝日新聞デジタル
事件当時、「防犯カメラに写らない靴売り場で火をつけた」と供述している松沢達也容疑者。店舗の状況を理解していたため、カメラの死角を狙って放火。
犯人が店舗の従業員とは当然、誰も想像していませんでした。木材など燃えやすいものが多く陳列されていたため、火はあっという間に広がり店舗全焼まで至らしめたのです。
松沢達也容疑者は何を思って火をつけたのでしょうか。やり方によっては自分も焼け死ぬ可能性もあったかもしれません。同じ事件が起きないためにも、松沢達也容疑者をそこまで追い詰められていた理由についても追及していく必要があるでしょう。
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